西大寺の爺、町内・会を書く。

町内会、自治会の悩み多き日々。地域コミュニティ崩壊の瀬戸際。岡山市東区西大寺。saidaiji+jijih

甲子園出場と地元募金

地元の高校が甲子園出場を決めました。3日には、高校から郵便が届きました。町内会名と肩書、名前がプリントされた「振替用紙」が、出場決定を報じた新聞コピーとともに入っていました。

さて、この募金に町内会として、会計係としてどう対応したものか、先ほどまであちらこちらにご意見を伺っておりました。

結局、掲示板に次のようなことで周知することにしました。

  1. 町内会慣例に基づく一般的な儀礼範囲として募金対応する
  2. 個人募金希望者は直接学校へお届けいただく
  3. 特に町内会経由をご希望の方は、会計担当までお届けいただく
  4. 試合結果によっては検討を要することもあるかと思うので、意見募集する
  5. 以上周知を掲示板(臨時を含め5カ所)に貼りだす

ーーー以上のような概要です。

積極的に応援してやれ、募金も各戸にお願いしてはどうか、回覧で募金を募っては、という声もありました。一方、町内に野球部員はいるのか、PTA関係者はいるのか、という「地縁」有無によって判断したい、という声もありました。そのほか、先に挙げた募金協力とはほぼ反対側の声もありました。もっと強力な反対意見もありました。すでに、爺のところへ募金を届けていただいた方もおられます。また、自分のところには学校から直接依頼が届く、という方もおられました。卒業生・在校生のほか業者さんなんかも関係あるんでしょうかね…。

現状、町内会がひとつの声にまとめて結論を出す、という様相ではないな~との爺の感想です。

甲子園出場は、私立学校が全国から選手をあつめ、チームを運営した結果ということか、と法人としての立ち位置を直視する声もあります。この学校は、地域の行事にさまざま協力しています。その学校が甲子園出場となれば、応援しようという声が「ワ~ッ!」と盛り上がるはずなんですけど、爺に届く声のなかに「熱い」ものをふくんだものは半分以下、という状況です。こういう「カンジ」で前のめりに「募金」「応援」を町内会としてお願いするのは難しそうだな~という現状認識です。

優劣を決める「戦い」でもあり、展開によっては急速に「地元」が盛り上がる、ということもあるかもしれません。無視もできないが前のめりにもなれない現実のなかで会計係のココロは揺れ動いたのでした。その結果が、どうとでもとれるような「掲示板文書」となりました。