西大寺の爺、町内・会を書く。

町内会、自治会の悩み多き日々。地域コミュニティ崩壊の瀬戸際。岡山市東区西大寺。saidaiji+jijih

避難行動要支援者名簿、地元町内会が入手しにくい

<前説>

saidaiji.hatenablog.jp
saidaiji.hatenablog.jp
国の「防災計画」に示されている「避難行動要支援者名簿」のうち町内関係分をなんとか入手しようと努力中ですが、行き詰まっています。

<区役所>

本日午前、別用件で区役所訪問しました。その際、関係する部署に「避難行動要支援者名簿」を提供願いたい旨申しました。若干の経緯を伝え、特段の配慮を求めました。

市は、(1)個人情報のことがあるので単位町内会へは提供してない、(2)市は学区安全安心ネットワークへ名簿を協定を結んで届けている、(3)西大寺は特例的に学区連合町内会へとどけている、旨でした。つまり、単位町内会へは名簿は直接は届かないのだということみたいです。もっとも、学区連合町内会から単位町内会へむけて名簿をどう扱うか、または扱っているか、というのは、それぞれ「協定」の範囲で運用されているという前提だそうです…。

<学区連合町内会/単位町内会>

これまで、関係先何軒かに尋ねましたが、名簿に行き当たっておりません。本日午後、単位町内会の前責任者に、昨年12月以降名簿を受領してないか最終確認しましたが、受け取ってないとのことでした。当然にして、単位町内会の総務・防災担当副会長に以前同様の質問をしており「NO」ということでしたので、これ以上単位町内会で「名簿」を受けとりそうな人がいないという状態です。

やはり、学区連合町内会で名簿が止まっているのだろうか、ということを考えてしまいます。

<ふたたび、区役所>

区役所の窓口応対した担当者には次のような旨を伝えました。「形(セキュリティ・個人情報保護)が大切なのか、中身(命を守るリストが実効性を持つのかどうか)がたいせつなのか」と…。まあ、両方大切で、形として単位町内会に提供できることになっていないので先に進めない、という程度のことに理解しておくことにしました。

どの程度有効な「名簿」なのか爺は見たことないのでわかりませんが、行政の網とか傘に入っている「人」と、結果的にそうなっていない人の「差分」が分かるかどうかだけでも、「不十分」な名簿もそれなりの価値を持つというもので、実効性ある「名簿」が必要だという点は、区役所も単位町内会も同じではなかろうかと思ったりもします。

<ふたたび単位町内会・自主防災会>

爺が所属する町内会は自前で「名簿」を持っています。独居老人については、緊急連絡先、かかりつけ医なども大部分把握しており、おそらく行政が作成した「名簿」より役に立つのだろうとは思っています。

なにかあったとき、行政に認知された状態のリスト登載者なのかどうかは大切なポイントだと思います。それが分からないまま、自主防災会だけであれこれ考え一定の結論を出すのは、やはり一定のこわさとか責任を感じずにはおれません…。

行政の支援を受けたい場面だと、切に思う今日この頃…。