西大寺の爺、町内・会を書く。

町内会、自治会の悩み多き日々。地域コミュニティ崩壊の瀬戸際。岡山市東区西大寺。saidaiji+jijih

焼き芋に60名を超える参加。

昨日午前は、町内会の60名を超える参加者が田んぼのなかで火を焚いて「焼き芋」がおこなわれました。

<町内に残った最後の「田んぼ」>

2018年の収穫が最後となった一枚の田んぼで、町内会の焼き芋イベントが行われました。草刈り、落葉集め、消火バケツ準備などが実施日前までに完了。昨日は快晴、火をつけると炎と煙が上昇、乾燥しているのがよくわかります。

9代続いたこのお宅、昨年が最後の収穫でした。よほどの突風でもない限り、延焼の心配も少ない田んぼの真ん中で焼き芋ができたのは幸いでした。

<60名を超える参加者>

子ども、保護者など60名を超える参加者が焼き芋に参加しました。親たちの世代もすでに「火で遊ぶな」と厳しく言われた世代で、日常が電化生活などということもあり、最初はちょっと戸惑いの表情のようでした。
しかし、人間と火は長い付き合い、とでもいうべきか、周囲にある長い枝を使って焚火に空気を送り込むよう穴をあけたり、くすぶっているところがあると持ち上げたり、はたまた段ボールで風を送りよく燃えるようにしたり、などなど自然に火をコントロールするように…。

ある保護者は、全身びっしょりになりながら火の番をしていました。もしかして、子ども以上に楽しんでいたのでは…。芋が焼けるまでは1時間くらい必要だったでしょうか。中には、完全に焼けてない芋、外側のホイルだけ残り中身が灰燼に帰したもの、などなど様々でした。上手に焼けた芋もたくさんあり、普段家庭ではなかなか味わえない「本物」の焼き芋を堪能する姿が印象的でした。

<柿、ミカン、イチゴ、ゆず、などいっぱい>

参加者のお土産に、と柿を町内の方から頂戴しました。また、ミカン、イチゴなども同様です。ゆずは、所有者のお許しをいただいて近くの畑にあったのを、その場でちぎってお土産にすることができました。

長年町内で生活をされている方のお宅には柿などがあり、こういう時には大変助かります。季節の物が行ったり来たりする関係が、この地へ引っ越してきた人との間でも少し進行している、と思えます。

田んぼを耕し、水を入れて泥リンピックをしたい、もち米作って餅つきしたい、などという希望もありました。そういった声が出てきたことになぜかホッとした温かい気持ちになったのは、爺だけではないのかと…。休耕田になったのには一定の理由があるのですが、ひとまず、来年に何らかの希望をつなぐ「焼き芋」大会でした。