西大寺の爺、町内・会を書く。

町内会、自治会の悩み多き日々。地域コミュニティ崩壊の瀬戸際。岡山市東区西大寺。saidaiji+jijih

宗教者との「対話」…町内会存立基礎との関係で格調高く、打算的に考える。

昨晩、監事の一人に同席いただき、信仰をお持ちの方(2名)とお話することができました。

「おとうや」の当番が町内集落にあたっているため、町内会と宗教行事の関係を一定程度整理するヒントを得るためです。この結果は、監査会議に概要報告し、来年度の予算に反映したいと考えます。

地域内が11グループ(当番集落)に分かれ、1年ごとに順送りで「おとうや」が行われます。4年連続(4回)で町内の4集落が当番となり、今年は2年目でした。来年、再来年も続きます。「おとうや」は、神社境内で仏教僧侶がお経をあげて祭事を執り行います。この僧侶に払う費用、どう考えても「宗教」支出にあたりそうです。

昨日、宗教に関係する支出にあたるかどうか意見がわかれる項目を予算素案から抜き出してみました。例えば、お神輿を子どもが担ぐイベントがあり、水分補給などのため飲料を町内会が支出したら、それは「宗教」か「行事」かというようなことです。神官への支出が無いことを考え妥当とするか、お神輿は宗教シンボルなのでこれを担ぐための飲料であれば不当支出とするか、というようなことです。どこまで宗教関係支出かと一律に決めることも難しいことです。しかし、町内会計を預かる以上、一定整理して予算に反映せざるを得ない、という爺の立ち位置です。

佐賀地裁の関係判決(確定判決)を事前にお届けし、その評価を昨晩お聞きした上で話を進めました。およその反応を爺的に整理すると、神官、僧侶への直接費用以外は、個々の状況に応じて判断するしかない、ということと理解しました。町内支出を一軒あたりに割った額で、宗教範囲を最大(イベント的費用を含む)で計算すれば150円、最小(神官・僧侶への直接費用)にすれば20円、という結果もお示ししました。いただいた答えは、20円は払えない、というような主旨でした。妥協の到達点というものを見つけることができました。これを基礎に具体的な対応を監査会議に提案したいと思います。

町内会と宗教者との格調高い打算的な会議は終わる…。