本日午前、北隣りの農業水利土木員・Aさんをお訪ねしました。北川用水などの「管理」について教えていただくためです。
Aさんは、いわゆる地元の方で、農業水利土木員を16、7年もやっておられるそうです。「落樋」の管理などをしておられます。爺の所属する町内の北隣りにお住まいで、いわゆる「農家」…。
<北川用水路の一部は手付かず?>
北川用水路については、11月中旬、区役所で見せてもらった農業水利土木員の分担地図(コピーさせてもらえなかった)によると、町内会の区切りとは異なり、西浦道の西方にある北川用水が南北の境になっていました。それをもとに、地域内でおそらく一番長く農業水利土木員をしておられるBさんにお尋ねしました。分担の境は地図の通りとのことで「西浦道」のあたりであるとのことでした。あわせて、区切りの齟齬はそれぞれ話をすればおさまることだ、とも。
爺が所属する町内におられる農業水利土木員のCさん、それ以前のDさん、などによると、北隣りとの境は、「野相出入道」(旧「円女房樋」)付近とのことでした。本日、念のためと思い、現場に一番近く以前農家だったお宅で伺ったら、「野相出入道」、とのこと。
結局、宙に浮く「西浦道」と「野相出入道」の間の「北川用水」の管理です。
<落樋など樋門管理、この先どうする>
Aさんによると、悪水にいたるまでの用水の勘所は「落樋」の管理だそうです。Aさん担当地域に水田は今年なくなったそうです。その結果、「農業用水」としての用水路の使命はおわり、引き続き考えなければいけないのは下流域の水田への供給、ということに限定される、とのことでした。結果、農業に不要な用水路は暗渠にしてもらうのが一番ありがたい、ともおっしゃっておられました。Bさんの体調についてもご存知でした。
ご自身も、体調不良で好きなテニスに行ってないとのこと。現在の農業水利土木員をあと何年できるかわからない、と同時に、後継者はおらず、水のことがわかる人もいない、とのことでもありました。
樋守りの作業はなかなか大変です。藻が繁殖するころはもちろん、ゴミの投棄も多く、手に負えない状態のようです。爺が所属する町内で実際に574樋をお世話していたEさんの体調も…。水田がほとんどなくなり湛水力が低下しています。
雨が降ればすぐ用水の水位があがるというのが顕著なここ数年です。より早い対応を求められる都市下水への落とし込みタイミングです。専用樋門を開ける作業が早めにおこなわれれば道路や公園が冠水するということも防げるのですが、今年はそうはならなかった現実があります。
町内会と農業用水路の関係は、どうあったら一番良い関係なのか、アタマがいたいです。
さて…。