西大寺の爺、町内・会を書く。

町内会、自治会の悩み多き日々。地域コミュニティ崩壊の瀬戸際。岡山市東区西大寺。saidaiji+jijih

574樋門などの扱いにつき、区役所の中間回答を聞きに行ってきました。

本日午前、区役所にふうさんと行ってきました。町内を流れる農業用水路にまつわる課題につき、「回答」をお知らせいただくためです。とはいえ、ほぼ、な~んだ、というような内容でした。

<管理は市の責任>

本日一番うれしかったのは、今回取り上げた用水路につき「管理」の責任がどこにあるかということについての返答でした。

地方分権法などにより国から市町村へ譲与された経過があります。そのうえで、「管理」を性格別に「財産管理」「機能管理」として考えるのが一般的なようです。問題提起した用水路につき、「財産管理」「機能管理」は岡山市の責任であることが示されました。これ重要ですね。

今年、樋門管理と降雨の兼ね合いで用水路からそばを走る道路への越水がありました。同様に隣接する公園にも水が…。多雨の時期、樋門には引き上げても引き上げても次々に押し寄せるゴミや藻がたまり、作業が追いつかない現実もありました。農業水利土木員とそれに協力する「地元」の人との作業力と自然パワーのバランスが崩れているという様相でした。これ以上の冠水などが起こらないよう、来年までにめどを立てなければなりません、町内会側として。

市が管理責任を明らかにしてくれたということは、これまで「地元が」「農業水利土木員が」などとなっていた市の立ち位置が一定整理された、といえると思います。

今回は、中間回答のようなことで、具体的な前進はほぼない状態でした。越年の様相です…。

<農林水産担当課へ出す「要望書」には特別な様式はなし>

先に区役所職員から示された「要望書」ひな形にこだわる必要がないことがわかりました。12月11日に農林水産担当課を訪ねたとき、(A)要望書には農業水利土木員のハンコが必要、(B)区役所は「調整」はしない、などとのことでした。不思議に思い、本庁にメールで質問を出していました。その回答を本日文書で受け取りました。

質問は「(略)「要望書」について、市の様式などを知りたいと考えています。(1)用水路などに関する要望書に様式・規格などがあればお知らせください、(2)用水路などに関する要望の際、農業水利土木員などの署名等が必須となっている根拠をお知らせください。」という書き方をしました。

これについて、いただいた回答には、「特別に様式・規格などは定めておりません」「農業水利土木員の署名については、強制しているものではありませんが、特に農業用施設(水路・農道等)に関する要望等の場合は、農業用用排水運営等を円滑にする観点から、できるだけ地元代表者との連名で提出していただくようお願いしています。」とありました。「根拠」はなく、役所からのお願いだったわけです。もちろん、可能であれば「地元代表者との連名」が望ましいだろう、ということに格別の「異論」を挟む必要もないわけです。爺としては「必須」ではないことが確認できれば、それなりに…ええ。

なんか、11月に来た頃には、門前払いだったような感じだったのが、これで、少しは見通しよく「要望書」を提出できる、ということになりました。

<先の見通しは、樋守りは確保できるのか>

都市下水に雨水を落とし込む判断・作業は、地域整備担当課が農林水産担当課に相談して実行するそうです。農業用水路の排水能力を、都市下水に落とし込む入口は、農業用水路に設けられたそのための樋門です。

水田が減り、「湛水」能力が下がったことにも影響されているのでしょうが、ちょっとした降雨で農業用水路の水位上昇が早い、というのを目にしています。きっちり連携して、問題がないようしてもらいたいな、と思います。

そうであっても、農業用水路に設けられた樋門やその上流側にある柵(スクリーン)の管理は、市から農業水利土木員を通じ「地元」に委託している、という事実は変わりません。来年、雨の多い時期、トラブルなく乗り越えられるよう、管理責任が明確な「岡山市」の適切な準備と対応をお願いしたいものです。

来年早い時期には、農業水利土木員や市が、関係する農業用水路で越水などが起こらないよう、はたまた環境美化につながるよう、安心できる返答が町内に届くよう大きな期待をもちながら待ちたいと思います。

そうそう、川北用水の一部が、どちらの農業水利土木員も自分の担当ではない、と言ってる問題も今回提起したな…。