西大寺の爺、町内・会を書く。

町内会、自治会の悩み多き日々。地域コミュニティ崩壊の瀬戸際。岡山市東区西大寺。saidaiji+jijih

岡山市水路浚渫等交付金の情報公開を求めてきました。

午前、区役所の農業用水路などの管理を担当している課を訪問し、「岡山市水路浚渫等交付金交付要綱」「対象事業の実施区域の面積(略)の単価を乗じて得た額」(第5条)と「実績報告書」「作業写真」「作業区域図」(第10条)に関係する保管文書の写しを交付していただくよう、「公文書開示請求書」を提出してきました。

具体的対象エリアとして、いわゆる関係地域分に限る請求であることを書いています。

今月中には何らかの回答をいただけるものと思っています。
今回、区役所で得た情報として、農業土木水利組合代表者が地域一括で請求していた、というのがわかりました。実績報告が地域で一枚であることと区役所職員の説明でわかりました。また、作業写真は3枚ありました。地域全体を作業したのかどうかわかりません。その場所は作業した、という理解にはなります。「作業区域図」は赤枠で範囲が示され、それは旧村全体を示す範囲と思いました。

区域図が実際に浚渫作業した全体を示すものではないと爺は思いました。拝見した程度の報告・写真・区域図が作業実態を反映したものかどうかは、現実が示していると思います。

町内会がこの事業者になることもできることが「岡山市水路浚渫等交付金交付要綱」第3条に示されています。

同要綱の第3条は、(1)農業土木水利組合、(2)用水組合、(3)農家組合、(4)町内会、(5)その他地元関係団体、を対象としています。この書き順は、事業に当たって優先される順番を示したものでないことを、市役所本庁担当課に問合せ確認しました。

なお、町内会が事業者として申請するのに必要な手順を区役所担当課窓口で求めたところ、「申請手順は本日示すことはできない」旨返事がありました。

引き続き、町内域の用水路管理がしっかりされるよう、行政や農業水利土木員の奮起活躍を願うほかありません。

水路維持に関する作業は、営農に直結することもあり、他者が手を出しにくい事項です。例えば、稲が倒れるのを風雨から守るため水田の水位を高めに維持したい農家の立ち位置があります。一方、用水路沿いの生活者は、冠水などが起こらないよう気が気ではない、というのもあります。その両方の「利害」調整のため区役所でも大変なのだろうと思います。

豪雨時など農業用水路を通じた排水が追いついていないことがあり、内水面氾濫様の状態になります。街中の用水路水位が高くなると、農業用水路に設けられた接続樋門を開け都市下水へ一気に排水し、西大寺の街中を水害から守るようになっています。この樋門を上げるタイミングについて、以前区役所で尋ねたら、基準があってないようなもので、気象状況や、用水関係先などに相談して操作していた、との旨の説明でした。町内の越水実態なども説明したところ、今後、早目に操作するとのことでもありました。

本日の区役所訪問につき「業務妨害…(云々)」とカウンター越しに言われました。大変失礼な岡山市職員の発言だと爺は思います。どの部分が「業務妨害」にあたるのか機会があったらお尋ねしてみたいと思います。