<前説>
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今年の3月末頃にご要望をいただき、様子を見ながら半年ほどたちました。
昨日、改めてご要望をいただきました。
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道路の水が私有地に入って困る、というようなことで前回と同じご要望の主旨でした。
<今朝のご要望>
- 道路のほうが高く私有地に雨水が流れ込む
- 昔は途中まで排水溝があったが無くなった
- 官の費用で排水溝をつけてほしい
- 自費ではできない
などとのことでした。
<爺の感想・見通し>
- 朝夕散歩するが、ご要望をお聞きして以降、私有地で水浸しが続いている、という印象はない。町内ではもっと水はけの悪そうな場所(公道)もある。ご要望の核心部分を示す資料が欲しい。
- 昔の排水溝があったらしい場所には、水道メーター、汚水マンホールなどがあるが、その時に溝などのことについては話がすんでいるのではないだろうか。
- 道路と私有地の境界、つまり官民境界が確定しないことには、溝が必要だと考えても、それをだれの負担で工事するかという仕分けができない。
- 私有地内に公費で排水溝を設置することは考えられないので、ひとまず、私有地所有者から境界を示す資料を拝見させてほしい。
などということを思いました。
<区役所へ相談>
ご要望いただいた私有地の所有者が高齢のこともあり、境界を示す図面などをすぐさま用意できるとも思えなかったので、区役所へ行って相談しました。
- 役所資料で官民境界はどうなっているか
- どういう解決方法があるか
その結果、官民境界が確定してない状態でした。公共工事が行われるなどの役所側の理由で境界確定もあるが、該当地に関係して同様工事等の予定はない、ということでした。
<自己負担で境界確定する>
役所側がきっかけとなって境界確定の機会が現状ないとすれば、私有地所有者が自己費用で同様作業をするという方法があるそうです。測量、登記などの作業は有資格者がおこない、それなりの費用もかかるとのことでした。
くりかえしになりますが、公費をつかって、つまり税金を投入して工事を行うにはそれなりの理由が必要、ということでした。これら以外の方法も何やらあるそうですが、それを実現するにはより理由が明確である必要がありそうです。
<割りと近くで境界確定したところの情報を参考にしてみた>
ご要望のあった土地の割りと近くで境界画定できている土地がありました。その土地に隣接する水路と道路などの図面上の数字を参考にして、現地で測ってみました。巻き尺で方向は適当ということですから正確というわけにはいきませんが、およその現実を確認できました。
それをもとに、近くでピンが埋めてある場所と、別のお宅のセットバックの関係なども参考にして、類推・推測してみました。
これらをもとにしてお申し出のあった私有地と、公有地である道路との位置関係を、さらに想像してみました。
すぐさま何かできそうだ、という見通しには至りませんでした。
私有地内に排水溝を自費で設ける、という建前を、境界画定が済んでいないということを逆手にとって、私有地拡幅をいう発想につなげるということも可能なのかとも想像しました。まあ、良からぬ考えは排除しなければなりませぬ…。